吉田沙保里の兄栄利が、実家道場において子供の生徒にビンタをしていたという衝撃の事実が報道されました。
平手打ち画像からも分かるように酷い体罰であり、兄栄利は2年間の指導者資格停止処分を受けています。
その後も警察も含む地域ぐるみでの忖度も明るみになっています。
今回は、吉田沙保里の兄栄利が資格停止処分になった経緯や平手打ち画像、警察による隠蔽、2015年の体罰がなぜ今明るみになったのかなどをご紹介します。
吉田沙保里の兄の吉田栄利が子供をビンタする体罰指導で資格停止処分
吉田沙保里には2人の兄がいて、次男にあたる兄がビンタ事件を起こした吉田栄利です。
現在の兄栄利の年齢は45歳(2024年11月時点)です。
吉田沙保里の父親の吉田栄勝は、2014年にくも膜下出血が原因で、61歳の若さで亡くなっています。
兄栄利は、父親が営んでいた「一志ジュニアレスリング教室」を継ぎ、地元の子供達にレスリングの監督と指導を行ってきました。
吉田沙保里の実家の道場は父親がボランティアで始めたもので、兄栄利が継いでからも月謝はないようです。
一志ジュニア教室には月謝がない。幸代は専業主婦で、栄勝は三重県の職員。練習場の建築費300万円は借金で賄った。沙保里と次男が国際大会に出るようになると、公的補助がある次男でも遠征の負担は1回30万円ほど。これでさえ苦しいのに、五輪競技ではない女子には補助がなく、負担は1回50万円を超した。
【引用元:天才の育て方】
兄栄利は結婚していて子供が3人いるため、他に本業がある可能性が高そうですね。
2023年10月26日付けの「週刊現代」が、兄栄利が2015年に当時6歳だった生徒に対して体罰をしたことを報じています。
【スクープ】「霊長類最強」吉田沙保里の実家レスリング教室で「6歳児への体罰」が発覚…兄・栄利氏の「3発の平手打ち」で失神、救急搬送されていた
【引用元:現代ビジネス】
そして翌日27日には、「共同通信」が兄栄利が2023年9月に日本レスリング協会の判断により、2年間の指導者資格停止処分を受けていることを伝えています。
レスリング女子で五輪3連覇の吉田沙保里さんの兄、吉田栄利氏が倫理規定違反により、9月中旬に日本レスリング協会から2年間の指導者資格停止処分を受けていたことが27日、分かった。関係者によると指導する津市の一志ジュニアで過去に体罰行為をしたという。
【引用元:共同通信】
兄栄利はこの処分を受け、津レスリング協会の会長職も辞任しています。
今年に入って日本協会に通報があり、調査の上で処分を決定。津レスリング協会の会長も辞任した。
【引用元:日刊スポーツ】
兄栄利が体罰で訴えられたのは現在のところこの1件だけのようですが、兄栄利は父親の道場を継いだ時に、生徒の保護者に対して、練習中に喝を入れるために手を上げることもあると説明し、理解を求めていたとの情報も広まっています。
栄利氏も道場を継いだ直後に、生徒の父兄に対して「練習中にダラダラしている子には、喝を入れるために手を上げることもある」という主旨の説明をし、理解を求めようとしていたという。
【引用元:現代ビジネス】
このため道場では兄栄利による体罰が日常化していたのではないかとの声も上がっています。
吉田沙保里の兄がビンタした子供の平手打ち画像が衝撃的
吉田沙保里の兄栄利に2015年に体罰を受けたと訴えている6歳の子供の父親は、レスリング経験者で、子供が体罰を受けた時に同じ道場で他の生徒の指導にあたっていました。
父親の父もまたレスリング経験者で、吉田沙保里の父親と一緒に一志ジュニアレスリング教室を創設したとのことで、吉田沙保里一家とは40年来の付き合いになるそうです。
実は、孝之さんの父は、沙保里さんたちの父の故・吉田栄勝氏とともに一志ジュニアを作った、いわば共同創設者だ。2014年に栄勝氏が急逝し、栄利氏が道場を継いでからは運営にかかわっていないが、吉田家とは40年来の付き合いになる。
【引用元:現代ビジネス】
父親は少し離れた場所にいたため、体罰の現場は目撃しておらず、周囲にいた大人達から話を聞いたとのこと。
兄栄利は体重が20キロもない幼稚園児の生徒を平手打ちし、生徒の身体は宙に浮き、頭を壁に打ちつけたそうです。
その子供は気を失い床に倒れましたが、兄栄利はその後も平手打ちを2発もしたと伝えられています。
菅原さん親子や関係者の証言を総合すると、一部始終はこうだ。
1発目の平手打ちで、雄太くんの小さな体は吹っ飛び、頭を壁に打ちつけた。気を失い、跳ね返るようにして床へ倒れ込んだ雄太くんに、栄利氏は2発、3発と平手を喰らわせる。当時その場に居合わせた別のある父兄は、本誌の取材に「あれは、いくらなんでもひどかった。雄太くん、宙に浮いとったから」と回想している。
【引用元:現代ビジネス】
その子はレスリングを始めたばかりで、他の生徒に迷惑をかけていたということはなく、ただ泣いているとの理由から3発も平手打ちをされたようです。
吉田沙保里の兄がビンタした子供の平手打ち画像が公開されていますが、衝撃的で絶句しました。
【引用元:現代ビジネス】
子供の頬には兄栄利の手の形がしっかり残っていて、内出血も酷く、兄栄利がどれほど強い力で平手打ちをしたかが分かります。
命を落としてもおかしくない体罰だったと思います。
父親がかけつけた時、子供は意識が朦朧としていたものの救急車は呼ばず、救急車を呼んだのは帰宅後に子供が気持ち悪いと訴えてからだったそうです。
「帰宅後、すぐに風呂に入れて休ませようとしたのですが、布団に入るなり息子は『気持ち悪い』と言い出して、嘔吐したのです。もし脳に影響していたら大変だと思い、23時半ごろに救急車を呼びました」
【引用元:現代ビジネス】
吉田沙保里の実家道場の一志ジュニアレスリング教室はどこ?三重警察が隠蔽した?
吉田沙保里の実家道場の一志ジュニアレスリング教室の場所は、三重県津市一志町高野にあります。
実家を改築して作られた道場のようです。
夫・栄勝が1985年、沙保里の兄2人と始めた「一志ジュニア教室」。入門者が増えたため、89年に敷地内に道場を建てた。天井が低く、屋根と壁のすき間から外気が直接入る鉄骨組み。夏は暑く冬寒い。沙保里も高校卒業までここで練習した。2年前に建て直し、高い天井に大きな扇風機が回るきれいな建物に変わった。
【引用元:天才の育て方】
子供が酷い体罰を受けた時に、父親がなぜすぐに救急車を呼んだり、警察に通報しなかったのかと疑問に感じる人も多いのではないかと思います。
父親には、すぐにそうできなかった事情があったようです。
子供への体罰が行われたのは2015年で、吉田沙保里は2016年にリオデジャネイロ五輪への出場が決まっていました。
道場の保護者からは、警察に通報したらオリンピック出場がヤバくなるなど言われ、父親自身もそのように感じたそうです。
「事件の直後、他の父兄には、笑いながら『雄太くん、栄利先生にやられたんやって? でも、警察に通報したらサオちゃんのオリンピックがヤバいよ』などと、暗に黙るように言ってくる人もいました。ここ一志で、吉田家に逆らうなんて考えられないことです。私自身、とにかく沙保里さんの五輪に悪影響だけは与えたくない、という思いで頭がいっぱいでした。自分の息子のことよりも、吉田家をかばうことを優先してしまったのです」
【引用元:現代ビジネス】
吉田沙保里を神格化しすぎるあまり、何も言えないという逆らえないような雰囲気があったのだと思います。
大変驚くことに、2023年11月6日付けの「週刊現代」により、三重警察までが体罰を隠蔽しようとしていたことが明るみになっています。
父親と子供は2023年の7月と8月に手続きのやり方などを聞くために三重県警津南署を訪れています。
そこで対応にあたった警察官から、事件化することを諦めるように強く言われ、子供に虚偽の書面を書かせたそうです。
「その警官は『レスリングの指導中に殴られたのなら、指導の範囲内だから違法性阻却事由(犯罪とみなされない理由)になる。ちょっと難しいな』と、『刑事事件にはできない』の一点張りでした。挙げ句『裁判したらカネも時間もかかる。息子さんにも悪い影響が出ますよ』と、脅すような口ぶりで言われたのです。
さらに2回目の事情聴取では『知り合いのレスリング経験者から聞いたんですが、あそこ(一志ジュニア)は体罰をするクラブらしいじゃないですか。知っていてお宅は息子さんを入れたんでしょ』とまで言われました。あまりにおかしいと思い『顔をあざだらけにされて、救急車で運ばれたんです。私たち親の気持ちがわかりますか』と反論したら『でも、死んでないんでしょ?』と返され、絶句しました」
事情聴取の最後、警官は孝之さんに一枚の白い紙を渡した。そして「これは事件にしません、と書いてください」と言い出した。孝之さんは拒否して、警察署をあとにした。
だが、警察の異常な言動はそれだけではなかった。雄太くんが帰りの車中で「『今から刑事さんが言う通りに書いて』と言われて、紙を書かされた」と明かしたのだ。
「雄太を聴取した警官も、『本当はお父さんに無理やり言わされとるんやろ』『お父さんにも殴られてるんやないの?』『(栄利氏と孝之さんの)どっちが加害者だかわからんよな』などと言ったそうです。そして、私にさせようとしたのと同じように、白紙に『事件化は望まない』という旨を書かせていたのです」
【引用元:現代ビジネス】
子供は父親とは別の部屋に連れて行かれ、強制的に事件化は望まないと書かせたとのこと。
なぜ三重県警までもが忖度するのか疑問を感じずにいられません。
吉田沙保里の兄の平手打ち騒動はなぜ今になって明るみになったのか
体罰が行われたのは2015年で、ビンタ事件が明るみになったのは2023年です。
吉田沙保里の兄の平手打ち騒動がなぜ今になって明るみになったのかと疑問に思っている人もいるのではないでしょうか。
理由がハッキリと明かされているわけではありませんが、父親は週刊誌のインタビューで、子供が2023年に入ってから当時のことを詳しく話し始めたと明かしていました。
子供はずっと深く傷ついていて、ようやく話せるようになったのでしょう。
父親は吉田沙保里の家族と家族ぐるみの付き合いをしてきましたが、平手打ち騒動の後、一志ジュニアレスリング教室から他の教室に移っています。
2023年に兄栄利の体罰が明るみになるまで、吉田沙保里一家からなんの謝罪もなかったとのこと。
父親自身もこの8年間深く傷つき悩みながら生きてきたのではないでしょうか。
体罰が行われてから8年が経過していて、傷害事件の10年の時効まであと2年しかないという気持ちから、父親は当時の体罰を訴えたのではないかと思います。
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